米エクスペディア、クルーズ販売部門が旅行40社とフランチャイズ契約、シェア拡大目指す

米エクスペディアでクルーズ販売部門を担うエクスペディア・クルーズシップ・センターは2015年、米国とカナダにおいて新たに40の旅行販売会社とフランチャイズ契約を結ぶ。クルーズライン国際協会(CLIA)は、世界で2300万人がクルーズ旅行を楽しみ、22の船舶が市場に投入されようとしていると予測。エクスペディア・クルーズシップ・センターは、クルーズ旅行の7割が同センターの販売会社を介して予約されているとしており、フランチャイズの積極展開で販売シェアの拡大を目指す方針だ。

販売会社30社・コンサルタント1000人を加えるなど、同社は2014年にネットワークを拡大。バンクーバーを拠点としたフランチャイズでは、米国内の流通販売増加率が前年の66%から80%に成長した。質の高いクルーズに対する強い需要に応えるため、テキサス、カリフォルニア、ワシントン、フロリダ、ニューヨークで今後3年の間に150の拠点を開設していく。「28年間の努力により、最も選ばれるブランドへと成長した。クルーズ人口の増加は市場拡大のチャンス。伸びしろはまだまだあり、拠点の拡大により販売を拡大していきたい」(マシュー・アイホルスト{Matthew Eichhorst}社長)考えだ。

米エクスペディア・クルーズシップ・センターのフランチャイズ販売各社は、一様に販売額を拡大しており、その4割は1カ所以上の販売拠点を所有。そのことがビジネスモデルの強みとなっているようだ。4000人のコンサルタントと190の拠点を展開する北米での成功の結果、ビジネス誌『Entrepreneur Magazine』の2015のFranchise 500®と2014年のトップ・グローバル・フランチャイズ・リストに入り、Franchise Business Reviewが行った調査でもトップ50にランクインしている。

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