東京都が新ブランド戦略、2020年以降に世界の“憧れの都市”目指して3つの取組みへ

東京都は2015年3月31日、世界の旅行者に選ばれる旅行地としての「東京のブランディング戦略」を策定した。

1月下旬に発表した素案では、ブランディング戦略の目指す姿として、「2020年のオリンピック開催とその先を見据え、世界の旅行者に選ばれる旅行地として東京の魅力を世界に浸透させ、長期にわたり維持していくための活動を行なう」を掲げていたが、今回はさらに明確化。(1)「2020年の姿:1500万人の外国人旅行者が訪れる国際観光都市が実現」、(2)「2020年以降の姿:「一度は行ってみたい」「もう一度訪れたい」憧れの都市としての地位を確立し、世界有数の観光都市が実現」、と期間を区切って目標を示し、世界有数の観光都市としての東京ブランドの確立を目指していく。

主な取組みは、(1)東京のブランドデザイン、推進体制の構築、(2)都民・民間業者等とのブランドコンセプトの共有、(3)海外への東京ブランドの発信、の3点。今後、第一線のクリエイティブディレクターを起用し、ロゴやキャッチコピーを制作するほか、リアルイベント、広告、専用サイトなどでのブランディングキャンペーンを実施。著名人を起用した東京ブランドアンバサダーも任命する。

また、海外への発信のみならず、ブランディングに携わる各主体の連携や、国内での理解や共感を深める統一的イメージの訴求が重要と認識。東京都への誇りと愛着を持って外国人客を受け入れる気運の醸成も図っていく。「東京のブランディング戦略」の冒頭でも、舛添要一知事の「東京都のブランディング戦略は東京の多彩な魅力を国内で共有して共感を深め、同時に海外へ力強く発信し、東京のブランドイメージを確立していくことを目指しています」のメッセージを掲載している。



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