赤プリ跡の「ザ・プリンスギャラリー紀尾井町」、客室タブレットのサポートデスクなどITサービス導入へ

プリンスホテルは、グランドプリンスホテル赤坂の跡地にオープンする新ホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の施設概要を発表した。グループの一大プロジェクトとして計画する複合施設「東京ガーデンテラス」のオフィス・ホテル棟上層7フロア(30~36階)に、プリンスホテルの最上級ホテルとしてオープンするもの。総客室250室と各2つのダイニングとバー、ラウンジ、スパ&フィットネスを設ける。

ターゲット客層として、グランドプリンスホテルの既存客層に加え、次代の顧客基盤を担う30~50代へのアプローチを図る。同世代は価値のあるものには積極的に投資をし、先端技術やトレンドに敏感、かつサービスや設備にはシンプルさを求める傾向が強いと分析。ハイバリューと高感度の嗜好に応じた美術館(ギャラリー)のような芸術性の高いプロダクトとITを活用した機能的なサービスを提供し、「ONでもOFFでも24時間お客様のペースでお過ごしいただけるホテル」を目指す方針だ。

具体的には、新たなコミュニケーションツールとして客室にタブレットを導入。タブレットを通したワンストップ窓口「e—サービスデスク(仮称)」も設置し、問合せからサービス提供までの中継を少なくすることで、迅速な対応を実現する。顧客情報は、過去のデータから今回の来館目的などタイムリーなものまでスタッフ間で共有するほか、データを分析して一人一人にあわせたカスタマイズサービスを構築する専門部門も設置し、提案型のサービスも行なう。

発表資料より

さらに客室のタブレットでは、館内施設や観光案内のほか、空調や照明、カーテンの開閉などもタッチ操作でコントロールが可能。設定した客室環境情報は、ルームマネジメントシステムで自動的に蓄積し、再訪際に自動的に再現できるようにするという。宿泊予約は2016年1月に開始する予定。

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