フジテレビラボが日本在住外国人向けサービスに参入、2社買収で観光など多分野を視野に

フジ・メディア・ホールディングス(FMH)傘下のフジテレビラボは、このほどジープラス・メディア(GPM)グループ2社を買収、在日外国人向けに特化したメディア事業と不動産事業への参入を発表した。さらに今後はFMHグループ全体で外国人向け医療、教育、グルメ、観光、娯楽分野への事業展開も行う計画としている。

今回の買収により子会社となったのは、日本在住外国人向けの英語ニュースサイト「Japan Today」や求人・生活情報を提供するサイト「GaijinPot」を運営するジープラス・メディアと、その関連会社で不動産情報提供サービス「realestate.co.jp」を運営するリアル・エステート・ジャパン(Real Estate Japan)社。

FMHグループは2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、日本で暮らす外国人に特化したメディアサービスのニーズが高まると判断。フジテレビラボを中心に複数分野で強みを持つ企業を統合し、さらに事業を拡大することで、インバウンドとアウトバウンド双方を対象にしたメディア運営のほか、マーケティング支援やコンテンツ制作も展開する計画。さらに将来的には大型国際会議や大型統合型リゾート(IR)との連携も視野に置いた成長を狙っていく考えとしている。

FMHグループによる成長戦略のイメージ図は以下のとおり。

フジ・メディア・ホールディングス:報道資料より

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…