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米ミシガン州に北米最大級の日本庭園、滋賀県との姉妹都市交流の一環で知事がトップセールス

2015年6月10日、米ミシガン州グランドラピッズ市にある「マイヤーガーデン」に、北米最大級となる3.6ha(3万6000平方メートル)の日本庭園がオープンした。滋賀県とミシガン州は、日本最大の湖「琵琶湖」と北米五大湖の縁で実現したもの。両自治体は、1968年11月14日から姉妹友好交流を開始、滋賀県内の11市がミシガン州の市などと姉妹都市交流を行っており、今回の庭園開園はその一環だ。

庭園のオープンに先駆け、三日月大造滋賀県知事らが訪米。園内の茶室にリック・スナイダーミシガン州知事ら関係者を招いて茶会を開催し、「信楽焼」や焼き物などの芸術・文化の魅力を発信したほか、その後の開園式典ではスナイダー州知事や佐々江賢一郎駐米特命全権大使など、全米から約600人が参加。滋賀の日本酒を用いた鏡開きに続き、三日月知事が両県州の友好交流の発展についてスピーチを行った。また、記念品として比叡山延暦寺の第256世天台座主半田孝淳氏揮毫の掛け軸を贈呈した。

57haの大型美術・植物庭園であり、年間約60万人が訪問する「マイヤーガーデン」では、2015年1月30日から8月16日まで、滋賀県の仏像、絵画、陶器等の美術品・文化財59点の特別展覧会が開催され、これまで約20万人が訪れている。