国交省が歩行者移動データを公開へ、約5万件のバリアフリー施設や無料Wi-Fiスポットなど

国土交通省は2015年7月21日、「歩行者移動支援に関するデータサイト」を開設した。鉄道駅の施設や多数の人が利用する建築物などについて、バリアフリー(約7000件)や無料Wi-Fiスポット(約4.2万件)に関するものなど、国交省が持つ約5万件のデータから公開する。

国交省では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人や高齢者、障がい者など誰もが自由に活動できるユニバーサル社会への対応として、ICTを活用した移動支援のサービスの普及促進を図っているところ。

今回のサイト開設は、その一環として実施。2014年に設立した「ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進検討会委員会」の提言を踏まえ、移動に関するデータのオープンデータ化を推進してきた。

今後は、他省庁や地方公共団体、民間団体などが持つデータについても、オープンデータ化を図り、随時内容を充実させていく方針。市町村向けのガイドラインも公表する予定だ。オープンデータが様々な主体で活用されるよう、取り組んでいく。

国交省「歩行者移動支援に関するデータサイト」 https://www.hokoukukan.go.jp/top.html

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