お盆期間の航空実績2015、国内LCC4社の国内線旅客数が20%超の増加、国際線は利用率90%超に

国内LCC4社の2015年お盆期間(8月7日~16日)の利用実績がまとまった。それによると、国内線ではピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)とも前年同期比20%を超える増加率を記録。春秋航空日本を除く3社が利用率90%を超える実績を残した。国際線では、運航する3社とも好調。いずれも利用率は90%を超えた。


国内線: 4社ともに旅客数が前年比20%超に

国内線では、ピーチ・アビエーションは、前年同期比17.0%増となる11万1420席を提供。旅客数は同24%増の10万5221人となり、利用率は前年の88.7%を大幅に超える94.4%を記録した。ピーク日については、ピーチでは下りが8月11日で利用率95.8%、上りが8月16日で利用率97.3%。

ジェットスター・ジャパンは、同21.6%増の19万3680席を提供し、旅客数は同29.6%増の17万5781人。利用約率は前年の85.1%から90.8%に上昇。ピーク日は下りが8月11日で利用率94.0%、上りが8月16日で利用率97.2%。

バニラエアは、同26.9%増となる4万3200席を提供、旅客数は同26.8%増の3万9684人となり、利用率は91.9%で前年の92.9%を下回ったものの、90%を超える高い数字を残した。ピーク日は成田発が8月10日で予約率95.6%、成田着が8月16日で利用率98.1%。

春秋航空日本は、3路線で同4.0%増の1万9656席を提供。旅客数は同35.6%増の1万6145人と大きく伸びた。利用率は82.0%。ピーク日は下りが8月13日で期間中下りで唯一利用率が90%を超え91.0%だった。上りは8月16日で利用率98.5%。


国際線: 4社とも利用率9割超、ジェットスターは97.2%に

国際線の利用実績は、ピーチが提供座席数4万1940席(同34%増)に対して、旅客数は3万8358人(同37%増)。利用率は前年の89.4%を上回る91.5%となった。ピーク日は下りが8月9日で利用率97.7%、上りが8月16日で利用率95.0%。バニラエアでは、提供座席数2万520席(同42.5%増)に対して、旅客数は1万9267人(同47.8%増)。利用率は前年の91.7%を上回る93.9%となった。ピーク日は成田発が8月12日で利用率98.3%、成田着が8月15日と16日で予約率96.9%。今年はじめてお盆期間を迎えたジェットスター・ジャパンの国際線は、香港線2路線で3,600席を提供、旅客数は3,498人となり、利用率は97.2%だった。

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