国内9都市のホテル宿泊料金が約1割アップ、大阪と名古屋は2割強の上昇率に ーHotels.com調べ

オンラインホテル予約サイトHotels.comは、世界の主要都市にあるホテル宿泊料金を定期的かつ独自に調査するHotel Price Index (HPI)の2015年度上半期(2015年1月〜6月)の調査結果を発表した。それによると、日本人旅行者が支払った国内主要都市にあるホテルの平均宿泊料金が前年同時期比11%増の1万2839円(同1万1577円)となった。また、外国人を含むすべての旅行客が支払った国内の宿泊料金も、同12%増の1万5242円(前年同期1万3585円)となった。

都市別で見ると、HPIが対象とする国内9都市のうち、最も高い上昇率を記録したのは大阪で同23%増の1万4502円(同1万1810円)。名古屋の上昇率も高く、同22%増の1万849円(同8873円)となった。一方、東京は同8%増の1万6659円(同1万5458円)、京都は同12%増の1万5408円(同1万3808円)にとどまった。また、広島と福岡についても、上昇率がいずれも同6%増と比較的緩やかだった。

ここ数年、日本の宿泊料金は右肩上がりに上昇。Hotels.comでは、訪日外客数の増加にともない、国内のホテル需要が上昇することで、宿泊料金も上昇していることに加え、円安傾向による日本人旅行者の海外旅行から国内旅行へのシフトも日本人が支払った国内の宿泊料金の上昇に大きく影響を与えている、と分析している。

なお、2015年上半期の世界の宿泊料金は同1%増と微増。しかし、北米、カリブ海および中南米の3つの地域でははじめて2008年および2009年の金融危機前の水準を上回り、新記録を達成した。

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