中部・北陸地域を周遊する「昇龍道」、外国人旅行者向け高速バスきっぷがエリア拡大へ ―名古屋鉄道

名古屋鉄道は2015年10月1日から、訪日外国人が高速バスで中部・北陸地域を周遊できる「昇龍道高速バスきっぷ」の内容を拡充する。

昇龍道とは、中部地方の愛知県・岐阜県・富山県・石川県を南から北へと縦断する観光ルート。能登半島の形を龍の頭に見立てて、この地域が神秘的な昇り龍のように見えることから、ドラゴンルート「昇龍道」と名付けられた。中部広域観光推進協議会が中部北陸9県の自治体、観光関係団体、観光事業者などと協働して主に中華圏からインバウンドを推進するプロジェクトだ。


今回発売される「昇龍道高速バスきっぷ」は、昨年1月から発売されているもの。名古屋/中部国際空港間の往復アクセス、金沢/小松空港間の往復アクセス、中部・北陸地域をむすぶ高速バスのフリーきっぷがセットになっている。今回の内容拡充により高速バス区間に富山が加わり、名古屋・高山・白川郷・金沢・富山の合計5路線が対象となった。利用期間は3日間、料金は7000円だ。

また、今回新たに「昇龍道高速バスきっぷワイド」を発売開始する。空港への往復アクセスのほか、「昇龍道高速バスきっぷ」で扱う名古屋・高山・白川郷・金沢・富山だけでなく、高岡・平湯・下呂・神岡・新穂高・松本の各拠点を加えた合計14路線(一部路線バス)が対象になる。利用区間は5日間、料金は1万4000円となる。

なお、同切符を持参する利用者は、高山から東京、京都、大阪へ向かう高速バスや、新穂高ロープウェイを割引料金で利用できるようになる。

購入可能なのは外国籍をもつ旅行者のみ。切符の引き換え時にはパスポートが必要。

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