山形グランドホテルの旧運営会社が解散、ホテル事業は第三者企業に譲渡

東京商工リサーチによると、山形市で宿泊・婚礼・宴会事業を手がけたワイ・ジー・エイチ(旧・山形グランドホテル)は2015年10月7日、山形地裁より特別清算開始決定を受けた。負債総額は約12億円。

同社は、1971年に山形市内の都市型ホテルの先駆けとして開業。良好な立地条件を背景として知名度と業績を向上し、1994年には売上高約31億3100万円を計上した。しかし、バブル崩壊後の市況悪化や東日本大震災の影響で利用客が減少。2008年3月期以降は赤字計上が継続し、業績回復に至ることがなかったという。

打開策を検討するなかで、2015年に入って会社分割によりホテル事業の第三者への委譲が決定。同社の称号を変更するとともに解散に至った。

現在、「山形グランドホテル」はホテル運営会社エフ・イー・ティーシステムにより運営が行われている。

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