JALがIoT推進、ベビーカーなど貸出品のサービス効率化で実証実験

日本航空(JL)は2015年10月22日から約1か月間、羽田空港でIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用した実証実験を行なう。ベビーカーや車いすなど空港での貸出品のほか、空港スタッフの所在について、遠隔地からリアルアイムに把握できるようにするもの。これにより、スピーディなサービスを提供する環境整備を目指す。

ベビーカーや車いす、空港スタッフに約200個のBeaconを装着し、その所在をスマートフォンやタブレット、PCの管理画面で表示する。この仕組みは、Jibe Mobileが開発した位置管理ソリューション「Ble-Trail」を活用した。リアルタイムで所在を確認できることで、混雑状況を把握しながら貸出品の配置検討やスタッフへのスムーズな連絡体制も可能となる。

なお、日本航空では2014年7月にBeaconを活用した空港スタッフの所在把握の実証実験を実施。今年はIoTを安全管理やワークスタイル変革に活用する実証実験も行なっており、最新テクノロジーに対する積極的な取り組みを展開している。


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