阪急交通社、クルーズ旅行で3世代参加者が急増、夫婦の参加は減少傾向に

阪急交通社が2015年8月に催行した国内クルーズ旅行参加者を対象に実施した調査で、参加形態で最も多いのは「夫婦」(43%)で、次いで「3世代」(17%)、「祖父母と孫」(10%)、「3名以上グループ」(9%)だったことがわかった。

この結果を2014年5月に実施した調査と比較すると、「夫婦」は51%から8ポイント減となった一方、「3世代」は13ポイントの大幅増。「祖父母と孫」も9ポイント増となった。

同社ではこれらの結果により、クルーズ旅行が「シニア層中心からシニア夫婦を中心とした"子供"や"孫"に広がりつつあると分析している。

2014年5月と2015年8月の参加形態割合は以下のとおり。

阪急交通社:報道資料より

また、クルーズ旅行に対する印象では、55%が「参加する前と比較してクルーズのイメージが変わった」と回答。具体的には、参加前は「豪華」「高額」「富裕シニア層」というイメージが強かったものが、参加後は「シニア世代のみならず若い子育て世代も楽しめる」「身近なバカンス」「乗ってみて初めてリーズナブルだと分かった」といった印象に変わったとの声が多かったという。

なお、日本発着のクルーズで訪問してみたい寄港地は、1位「北海道」、2位「沖縄」、3位「長崎」となった。海外では、1位「台湾」に続いて、2位「香港」、3位「ハワイ」となっている。

阪急交通社:報道資料より

この調査は、同社が催行したダイヤモンド・プリンセスチャーター企画(横浜発着)「ねぶた祭・竿燈まつりで湧く!日本周遊・済州島クルーズ10日間」の参加者約1000名に対してアンケート形式で実施したもの。調査期間は2015年8月3日から8月12日まで。


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