京都の新型特急「丹後の海」、水戸岡鋭治氏デザインの車両・内装を発表 ―京都丹後鉄道など

京都丹後鉄道と北近畿タンゴ鉄道、ウィラー・トレインズはこのほど、JR京都駅と京都府北部エリア(「海の京都」観光圏)をつなぐ特急列車「丹後の海」を発表した。2015年7月18日から11月15日まで開催される「海の京都博」で高まった京都北部エリアの観光ニーズを拡大すると同時に、工業デザイナー水戸岡鋭治氏が車両の設計・デザインを手掛けた「くつろぎの車内空間」を多くの人に楽しんでもらうことを目的とするもの。

特急車両の外観は藍色メタリックで、利用者が「丹後の海」をイメージできるように意識した。また、金色のシンボルマークとロゴタイプを配置することで「なつかしさと上品さ」に仕上げたという。特急「丹後の海」のイメージは以下のとおり。

京都丹後鉄道:報道資料より

また、車内は木を用いた和のテイストのデザインとなっており、利用者が心と体で心地よさを感じる空間と時間を提供。豊かなコミュニケーションにつなげることをコンセプトに掲げている。

京都丹後鉄道:報道資料より

車両は1編成2両で、2015年度内にさらに1編成2両を導入予定。いずれも1996年に導入された「タンゴ・ディスカバリー」を改造、沿線自治体の補助によって整備を行った。

運行開始に先立ち、2015年11月12日には京都・福知山にてウィラー・トレインズ社による発表会が開催される予定となっている。

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