旅行クチコミから飲食店予約が直結へ、トリップアドバイザーと「ぐるなび」連携

旅行関連クチコミサイト「トリップアドバイザー」が、飲食店情報サイト「ぐるなび」とのサービス連携を開始する。これは、このほど両社が締結したパートナーシップ契約にもとづくもの。両サイトのサービス連携は、2016年春より順次開始されていく計画だ。

今後、「トリップアドバイザー」の国内飲食店情報として、「ぐるなび」が持つ50万軒以上のレストラン情報が加わり、トリップアドバイザーから「ぐるなび」への導線が設けられる。これにより、利用者はトリップアドバイザーを入り口として「ぐるなび」の飲食店情報を閲覧・予約できるようになる(予約対象はぐるなびのコンシェルじゅサービスやネット予約に対応可能な店舗のみ)。

一方、「ぐるなび」日本語版・海外版には「トリップアドバイザー」のレストラン情報ページに投稿されたクチコミやスコア、写真などを表示する。

さらに、ぐるなびが運営する国内旅行情報サービス「ぐるたび」と、国内スキー情報サービス「SURF & SNOW」上に、トリップアドバイザーが提供する価格横断検索機能を導入する。

両社は今回のサービス連携を通じ、おもに訪日外国人を対象とする情報収集から予約までの利便性を向上し、「食」を中心とした旅行の活性化につなげていきたいとしている。

なお、ぐるなび運営の「ぐるたび」は、地域活性化・地元発信をコンセプトとしてメディア化を目指しているところ。2015年6月30日に宿泊予約サイト「ぐるなびトラベル」を終了し、このコンセプトを発表していた。地元で活躍するライターによる旅の記事やアクティビティ情報などを発掘し、提案型のレポートとして発信している。

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