スイス国鉄がサービス改善、チューリヒ周辺の新ルート設定や荷物運搬の料金見直しなど

スイスの国有鉄道で2015年12月13日、ダイヤ改正に伴うサービス改善が実施された。  ※画像はスイス政府観光局ウェブサイトより

今回のダイヤ改正の特徴の一つは、「チューリヒ近郊路線」のルート改善だ。利用者が圧倒的に多いチューリヒ周辺では新ルートの設定や接続見直しがおこなわれ、世界遺産がある東スイス地方の中心地、ザンクト・ガレンやチューリヒ空港とチューリヒを結ぶ路線が高速化された。

また、荷物運搬サービスでは、即日配送で人気のある「エクスプレス・ラゲージ(Express luggage、旧名は"ファスト・バゲージ")」では、複数の荷物を送付する場合に割安となる料金体系に変更された。たとえば荷物を4つ特急便で配送する場合、従来よりも約1250円(10スイスフラン)安くなるという。

スイスは「鉄道王国」で、国民1人当たりの鉄道利用距離は世界最長といわれる。鉄道のサービスも高水準で、複数鉄道会社のスムーズな乗り入れや料金支払いに便利なパスの発行、荷物運搬サービスなど、複数の面で乗客の利便性を考慮した積極的な取り組みがおこなわれている。

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