中国人訪日旅行者、リピーターの注目に「農家民宿・レストラン」、約4割が次回に希望

日本政策金融公庫農林水産事業の「中国人訪日旅行客実態調査」で、中国人の訪日旅行者が満足した料理は、寿司(34.2%)、刺身(29.0%)、お好み焼き(24.4%)の順となった。「本場の日本で食べてみたかった」「味が良い」に加え、「メニューの写真やサンプル等を見ておいしそうだった」も上位となっており、美味しそうなメニュー写真やサンプルは中国人旅行者の興味を喚起させるために効果的であることが判明した。

土産品で満足したものは日本酒(50.4%)、チョコレート菓子(39.2%)が人気。土産の購入場所については、選択肢にならんだ酒類や菓子類、菓子以外の食品など12項目のいずれも、「スーパーマーケット、ショッピングストア」が1位となった。特にビスケット菓子では52.1%となり、2位のコンビニエンスストア(26.1%)のほぼ倍に。これ以外の項目でもスーパーマーケット、ショッピングセンターは大きく引き離して1位となった。

今後、訪日した際にしてみたいことについては、「名所・旧跡巡り」が53.6%、「自然風景の散策」が51.2%で、買物(40.4%)を10ポイント以上、上回る結果となった。また、女性の40~50代では「農家民宿・農家レストラン等の利用が38.4%、果物狩りが36.0%で、3割以上の人が希望していることが判明した。

調査は2016年1月5日~1月12日、インターネットでのアンケート調査で実施。対象は、中国本土在住の20歳~50歳代で、直近1年以内に訪日旅行経験がある男女500人に実施した。

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