米ウーバーが中国電子決済「アリペイ」と連携強化、世界68か国で人民元の決済が可能に、インドでも積極展開へ

配車サービス「ウーバー(Uber)」はこのほど、中国の電子決済サービス大手「アリペイ」との連携強化を発表した。今後、4億5000万人を超える中国人「アリペイ」ユーザーは、中国以外の68か国・400以上の都市で自国通貨・人民元にてウーバーを利用できるようになる。

「アリペイ」は、中国ネット通販企業グループ・アリババ傘下のアント・ファイナンシャルサービスグループが提供する決済サービス。ウーバーとアリペイの連携は2014年に中国で開始され、現在では香港、台湾、マカオで展開中だ。ただし、これまで中国人利用者が海外でウーバーを利用するには米ドルなど複数通貨対応のクレジットカードが必要となっていた。今回のサービス拡充によって中国人はアプリを通じて簡単に人民元で決済可能になり、海外旅行時の利便性が飛躍的に向上することになる。

なお、アリペイは先ごろインドの現地大手電子決済サービス「ペイティエム(Paytm)」に出資を実施。今後はインドを舞台にしたウーバーとのコラボレーション強化も計画。ウーバーとの提携を「海外戦略のひとつ」であると位置づけ、さら積極展開を進める考え。

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