ホテル稼働率が引続き高騰、大阪では9割超、旅館も単月で過去最高の36.9% ―観光庁(2016年2月)

観光庁は、2016年3月(第1次速報)およびその前月(第2次速報)の宿泊旅行統計調査の結果を発表した。それによると、2016年2月ののべ宿泊者数合計は前年比2.4%増の3680万泊となり、2007年の調査開始以来2月として最高を記録。続く2016年3月ののべ宿泊者数合計は、前年比1.2%減の4229万人泊となった。

2016年2月の外国人は26.6%増の610万人泊、3月は20.0%増の597万人泊。日本人は2月が1.3%減の3069万泊、3月が4.0%減の3632万泊とマイナス推移で継続している。

のべ宿泊者数の推移は以下のとおり。

観光庁:報道資料より

客室稼働率は2月として過去最高、都市部ホテルで9割超えも

2016年2月の稼働率は、全体で58.8%となり2011年の調査開始以来2月として過去最高を記録。そのうちリゾートホテル(57.5%)、旅館(36.9%)も2月としての最高となった。3月の全体稼働率(第1次速報値)は、昨年(60.9%)を上回る61.3%となっている。

都道府県別で2016年2月の最高は大阪府の85.0%。次いで東京(79.4%)と福岡県(72.7%)が7割超えに。施設タイプ別では、大阪のリゾートホテルが90.7%、ビジネスホテルが87.7%、シティホテルが87.6%といずれも約9割を記録。旅館の最高は東京の65.7%。そのほか、80%超えとなった都道府県は、シティホテルが10か所(前年同月は9か所)、ビジネスホテルが5か所(同4か所)、リゾートホテルが2か所(同3か所)となった。

都道府県別の稼働率は以下のとおり。

観光庁:報道資料より

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