新世界最長トンネルを開業前に歩くツアー発表、特別列車でルート走行や地下非常駅から散策など

レイルヨーロッパは、世界最長となるスイスの「ゴッタルドベーストンネル」の商用開始前に、特別列車でルートを周り、トンネル内の一部を散策する特別ツアー「ゴッタルディーノ」を販売する。

ゴッダルドベーストンネルとは、中央スイスのエルストフェルトからイタリアとの国境にあるスイス・ティチーノ州ボディオ間を通すもので、全長57キロ、最深部は2300メートル。現在世界最長である日本の青函トンネルを抜き、世界最長となる。1999年に着工し、商用開始は2016年12月11日の予定。これにより、チューリッヒ/ミラノ間の所要時間は約3時間となり、従来よりも約1時間短縮できるようになる。トンネルのルートは下段の画像で。

特別ツアーの実施期間は2016年8月2日~11月27日の火曜日~日曜日。ツアーではフリューレン/ビアスカのゴッタルド山ルートを列車で走行し、トンネル内の地下800メートルにある非常用駅「セドラン駅」から内部を約1時間散策する。列車は60席または240席の2タイプの用意がある。ツアーの参加枠には限りがある。

レイルヨーロッパではツアーの料金について、レイルヨーロッパの販売総代理店に問い合わせするよう案内しており、日本ではエイチ・アイ・エス(HIS)、欧州エキスプレス、クオニイジャパン、ダイヤモンド・ビッグ社、トラベルプラザインターナショナルの5社が販売総代理店として契約している。

発表資料より

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