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WIT JAPAN2016、起業家プレゼン最優秀はアクティビティ予約の韓国・THEREに

2016年6月2日から3日にかけて、オンライン旅行業界の国際会議「WIT JAPAN2016」での恒例の企画「スタートアップピッチ」が行われた。2016年の最優秀は、現地アクティビティ予約のサイトのTHERE(韓国)に決定。また、来場者が選んだナンバーワン・スタートアップには日本の観光施設向けにオーディオガイドのアプリを提供するPokke(日本)が選ばれた。

*写真は左からプライスラインSVP, Adrian Currie氏、THERE登壇者、WIT創始者Yeoh Siew Hoon氏

WIT で行われるスタートピッチは、「旅行×IT」をテーマにしたビジネスアイデアについて、複数の起業家が新たなビジネスプランをプレゼンし、世界の旅行関連大手企業のトップや投資家らが審査員となり評価を競うもの。10人の審査員が、実現可能性、持続可能性、スケール、チーム、ビジネスのインパクトなどの基準をもって評価している。

今年は2日に開催された「WIT JAPAN ブートキャンプ」で9人の起業家がプレゼンを実施。最終選考対象となった4社がカンファレンス会場で最終プレゼンをおこない、最優秀1社が選定された。

発表後の総評では、THEREのプレゼン自体がブートキャンプ時から大きく改善されたことを評価。顧客や投資家を意識できたことを「将来、投資家にプレゼンするときに大切なこと」としてエールが送られた。

最優秀賞:THERE

現地アクティビティの予約サイト。予算やテーマによって、おすすめする商品を表示できることが特徴。現在のところ、10万人の利用があり、昨年2015年は訪問者が3倍、売り上げが3.5倍と順調な伸びをみせているという。

現在は15都市300商品を韓国語でて展開しているが、2016年9月には英語や日本語も開設する予定だという。また、BtoBモデルも構築する予定で、アフィリエイトや旅行会社との連携が視野に入っている。

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WIT来場者が選ぶ最優秀賞: Pokke by Mebuku (日本)

日本の観光施設向けにオーディオ・ガイドアプリを提供。独自に作成する余力を持たない中小施設に同社がガイドを作成し無料で提供し、ユーザーの利用料を折半するモデル。

現在、同社では国内に17万か所のオーディオガイドを持たない中堅観光施設があるとみており、そこに現在アプローチを進めている。

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以下は、ファイナルの登壇者たち。緊張感を持ちながらも、熱心なプレゼンが印象的だった。

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