星野リゾートが電話対応スタッフの在宅勤務開始、自宅のパソコンを内線電話化 -NTT Comと

星野リゾートは総合予約センター(コンタクトセンター)のコンシェルジュ業務で、在宅での電話対応業務を開始した。

星野リゾートでは「星のや」「界」「リゾナーレ」のブランドを含む国内外35か所の施設について、沖縄に置くコンタクトセンターで電話対応を行なっている。全施設を熟知したスタッフが対応しており、一人でコンシェルジュ業務をこなせるようになるには2年ほどの期間が必要だ。しかし、出産や育児、介護などの事情で出勤が困難になる場合もある。

星野リゾートでは在宅勤務制度を採用しているが、電話対応は在宅で実施する手段がなかった。電話対応スタッフの在宅勤務への異動はメール対応業務となり、優秀なスタッフのスキルを活かしきれていないことが課題だったという。

そこで、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のクラウド型電話交換機(PBX)サービス「Arcstar Smart PBX」を採用。パソコンに同サービスの機能が利用できるソフトフォン(パソコンで操作ができる電話機能のソフトウェア)をインストールし、総合予約センター(コンタクトセンター)宛ての電話をソフトフォンで受信できるようにする。これにより、在宅でもコンタクトセンターと同様の電話対応業務が可能となる。同ソフトフォンと他の内線電話端末との通話は内線通話となり、通話料は無料だという。

星野リゾートではこれを契機に、在宅勤務の環境整備をさらに拡充していく考えだ。

発表資料より

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