円高で海外旅行の意欲が向上、経験者の6割が検討、平均予算は「10~20万円」が最多 -CCC

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、過去3年間に海外旅行をしたTカード保有者1504名に、海外旅行に関するアンケート調査を実施した。

これによると、円高を理由に海外旅行へ行くことを決めたと回答した人は15.8%、予約済みの人は10.2%。円高を理由に海外旅行へ行くことを検討している人は35.2%となり、円高が約6割の人が海外旅行を検討するきっかけになったことが明らかになった。

海外旅行の日数と予算については、平均日数は5日間、予算は「10万円~20万円」(36.8%)が最も回答が多かった。過去3年間で海外旅行へ行った回数では、「1回」(42.3%)の回答が最多だったものの、3回以上の合計は37.4%となり、3割の人が年1回のペースで海外旅行に出かけているようだ。

発表資料より

年代別では「1回」は18~29歳が46.7%、「2回」は30~49歳が23.3%、「3回」は50~69歳が18.9%と、回数によって最多回答の年齢層が異なり、年代が上がると海外旅行の回数が増える傾向だった。

海外旅行の目的別では「食事・グルメ」(55.3%)、「歴史的建造物・文化財などの訪問・見学」(51.4%)、「リゾート(休暇)を満喫する」(50.5%)の順。同行者は「知人・友人」(44.9%)、「配偶者」(41.8%)、「親」(19.1%)の順となった。年代別の結果はグラフを参照。

発表資料より

このほか、今後行きたい国(エリア)については、1位ハワイ、2位台湾、3位イタリア、4位、オーストラリア、5位スペインで、中長距離の方面が上位にあがった。最も感動した場所は1位ハワイ、2位グランドキャニオン、3位ニューヨーク、4位モン・サン=ミシェル、5位九份の順。海外旅行経験10回以上のハードリピーターからは、行ってみたいところでは「マダガスカル」や「ギアナ高地」、感動した場所では「グアイタ城(サンマリノ)」や「オーチョリオス(ジャマイカ)」など、ユニークなエリアや珍しい場所があげられた。

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