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ヤフー傘下の「一休」、民泊の予約サイトを11月スタート、高級別荘や古民家など100施設を姉妹サイトで

ヤフーの子会社「一休」が2016年11月1日から、宿泊予約サービス「一休.com バケーションレンタル」を開始する。高級別荘やヴィラ(古民家や町家)、コンドミニアムなど、ホテルや旅館とは異なるスタイルの上質な宿泊施設を紹介するもの。現行制度に沿った簡易宿所の登録がある施設を中心に約100施設の掲載でスタートする。

バケーションレンタルとは、物件所有者が使用しない期間に部屋を貸し出すサービスや、貸し別荘・マンション型のコンドミニアムなどを指す総称。旅行者のライフスタイルの多様化に伴い、欧米では一般的なサービスとして浸透している。

新サービス 「一休.com バケーションレンタル」では、例えば湘南や千葉にある高級別荘やヴィラ、北海道や沖縄のコンドミニアム、京都や兵庫でリノベーションした町家や古民家などを扱う予定。家族や知人グループに一棟貸しをおこなったり古民家での田舎暮らし体験など、ライフスタイルに合わせた宿泊施設を紹介していく。

「一休.com」とは別ドメインで新たなサイトとして開始するが、一休.comの「国内宿泊予約」の中には新たなカテゴリとして「バケーションレンタル」を追加。本体サイトと連携もする予定で、姉妹サイトのような位置づけとなる。

一休がヤフーの完全子会社となったのは2016年2月のこと。その後4月にはカジュアル旅館・リゾート予約サービス「一休.com キラリト」を開始。6月には旅行関連国際会議にて、民泊参入の意欲を表明していた。

一休では11月からの新サービス開始に先立ち、プロモーションページやインスタグラムの公式アカウントを開設。サイト上では物件紹介などを開始している。

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