KNT-CT、AI(人工知能)活用の多言語チャットサービス開始、訪日客向けアプリでの導入や観光事業者への販売も

KNT-CTホールディングスは2017年1月から、AIを活用した多言語チャットサービス事業を開始する。AI技術を有するumami社との協業で、AIとチャットオペレーターを組み合わせた観光関連分野の多言語チャットサービスを開発。KNT-CTホールディングスのネットワークを活用し、観光事業者へ提供する。また、新たに開発する訪日観光客向けアプリにも搭載する。

観光事業者への提供では、近畿日本ツーリストが販売。地方公共団体をはじめ、宿泊施設や交通機関などへの提供を想定する。ウェブサイトにチャットボックス(プログラム)を追加するだけで、多言語でのコンシェルジュサービスを提供できるようにする仕組みで、該当施設や周辺観光やツアー、飲食施設、アクティビティなどを案内。タビマエ需要の取り込みと問い合わせの対応に係る人件費や労力の削減を実現する。

対応言語は英語、中国語(繁体字・簡体字)韓国語、日本語の5言語で、対応時間は、AIは24時間対応、オペレーターは午前8時から10時まで。サービスは2017年2月の開始を予定しており、それに先立ち1月からはカプセルホテルとホステル、ハイヤーの3社の協力のもと、会話データとユースケースの蓄積を目的に実証実験を実施する。

発表資料より

一方、新たに開発する訪日観光客向けアプリ「YOKOSOアプリ」では、KNT-CTが販売する訪日旅行「YOKOSO Japan Tour」や日本文化体験などのアクティビティ、宿泊施設を案内。訪日外国人のタビマエ、タビナカの需要に対応する。アプリは2017年1月の公開を予定している。

発表資料より

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