ANAとHIS、2023年に宇宙旅行へ、有人宇宙機開発でエアロスペース社と資本提携

宇宙機開発ベンチャーのPDエアロスペースとANAホールディングス、エイチ・アイ・エス(HIS)は、民間主導による宇宙機開発で合意し、2016年10月28日に資本提携した。宇宙旅行をはじめとする宇宙輸送の事業化を進め、2023年12月の商業運航開始を目指す。

PDエアロスペースは有人宇宙機を開発する国内唯一の企業。低コストで利便性の高い宇宙輸送インフラの構築を目指し、ジェットエンジンとロケットエンジンの切り替えが可能な世界初の次世代エンジンと、航空機のように繰り返し使用する完全再使用型の宇宙往還機を開発している。

このPDエアロスペースの有人宇宙機開発に、ANAが旅客機運航をいかした宇宙機のオペレーションをサポート。HISが宇宙旅行および宇宙輸送サービスの販売を担う。

出資額はANAが2040万円(持株比率7.0%)、HISが3000万円(同10.3%)。PDエアロスペースの会社概要は以下の通り。

なお、3社は12月1日に記者会見を開催。内容は追って掲載する。

【PDエアロスペース 会社概要】

  • 設立年月日:2007年5月
  • 資本金:6040万円(資本準備金含む)
  • 代表者:代表取締役社長 緒川修司氏
  • 拠点:愛知県名古屋市緑区有松3519
  • 事業内容:宇宙機開発、製造など、宇宙関連事業の展開

関連記事(続報): 日本国内空港からそのまま離着陸で宇宙旅行、ANAとHISが資本提携した宇宙事業の未来図を聞いてきた

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