中国大手ECサイト「淘宝全球購(タオパオグローバル)」が日本企業と連携、徹底したブランド管理を

中国向けの越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営する国内企業Inagora(インアゴーラ)はこのほど、中国アリババグループが運営する大手ECサイト「淘宝全球購(タオパオグローバル)」との業務提携をおこなったした。今後は両システムの連携により日本商品のブランド管理を実施。「淘宝全球購」にある10万もの個人ショップ経由で、日本企業が4億人におよぶ中国人ユーザーに商品を販売できる仕組みを構築していく。

インアゴーラではこれまで、日本の商品に特化した中国向けの越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」を運営。 中国のEC サイトと提携することでマルチチャネル化を展開。さらに日本商品ブランド管理のためにプラットフォームを開発してきた。

一方の「淘宝全球購」の個人ショップでは、正規日本商品の仕入れルートやノウハウがなく、商品データの翻訳なども実施できない状態。そのため、商品ブランドを維持しながら販売することが困難で、偽造品などが出回る問題があったという。

そのような状況のなか、インアゴーラ社との業務提携により課題を解決。「豌豆公主」のための作成した商品詳細データや商品紹介を「淘宝全球購」に提供することができるようになるため、日本企業にとってはブランド維持と新たな販路拡大につながり、淘宝全球購では日本商品の取り扱い数を大幅に拡大するメリットが生まれる。

業務提携のスキームは以下のとおり。

Inagora:報道資料より

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