政府、インバウンド対策で支援強化、手ぶら観光や観光案内所の環境充実へ

政府は2016年11月30日、訪日外国人旅行者対策として2種類の支援内容を発表した。目標とする訪日外国人旅行者4000万人・6000万人の実現に向け、受け入れ環境をハード・ソフト両面から整備することが目的だ。

まず国土交通省では、「手ぶら観光カウンター」の整備・機能強化に対する補助事業の募集を開始。2016年度に認定を受けた全国の手ぶら観光カウンターや認定見込み事業者を対象に、案内標識やデジタルサイネージの多言語化、受付カウンター設備、受付業務補助整備などにかかる費用の3分の1を補助する。

また、観光庁では外国人観光案内所の充実に対する補助申請受付を開始した。内容は、施設の開設や改修、Wi-Fi環境、案内標識、デジタルサイネージなどの設備増強、スタッフ研修や情報多言語化などの経費を3分の1補助するもの。対象は英語対応が可能なスタッフが常駐し、広域観光や交通についての情報提供が可能な「カテゴリー2」に属する施設。

いずれも募集期間は11月30日から12日16日まで。詳細は以下まで。

※参考 外国人案内所のカテゴリーは以下のとおり。

  • カテゴリー3:英語を含む3言語以上での対応(英語はスタッフが常駐)ができ、全国の観光や交通の情報提供ができる。
  • カテゴリー2:英語で対応できるスタッフが常駐し、広域の観光や交通の情報提供ができる。
  • カテゴリー1:電話通訳サービスやボランティアの活用等により英語対応でき、地域内の観光や交通の情報提供ができる。
  • パートナー施設:観光案内を専業としない施設やボランティア団体等により運営され、必要な基準を満たすもの。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…