KNT-CT、取扱額は国内・海外ともに1割減、外国人旅行は53%増で好調 ―2016年10月実績

KNT-CTホールディングスの2016年10月の取扱額は、前年比9.6%減の483億9910万円となった。内訳は、国内旅行が11.4%減の322億8779万円、海外旅行が11.6%減の132億4090万円、外国人旅行が51.9%増の20億8920万円だった。

国内旅行のうち一般団体旅行は9.1%増となったものの、学生旅行が23.1%減となり団体計で13.5%減の107億6363万円に。企画旅行も近畿日本ツーリスト個人旅行のメイトが13.5%減の55億1840万円、クラブツーリズムが8.7%減の116億1101万円で前年を下回った。近畿日本ツーリストによると、団体参拝や宗教法人などの取り扱い増加があったものの、学生団体では修学旅行などで取り扱いが減少。クラブツーリズムでは、北海道方面は好調だった一方で、北陸、関西、東海方面が低調だったとしている。

海外旅行では、団体旅行のうち一般団体が23.0%減、学生団体が15.0%減と伸び悩み、団体旅行合計で20.4%減の36億1514億円に。企画旅行はクラブツーリズムが7.3%減の56億8575万円、近畿日本ツーリスト個人旅行のホリデイが1.8%減の12億5041万円といずれもマイナス遷移となった。海外旅行に関して、近畿日本ツーリスト個人旅行とクラブツーリズムともに引き続きテロの影響を指摘。近畿日本ツーリスト個人旅行は、前年に大型周年旅行などがあった反動で今年は伸び悩み、さらに修学旅行の取扱人数減が全体の減少につながったとしている。

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