外務省、トルコ・イスタンブールでのテロ事件発生で注意喚起

外務省は2016年12月12日付で、海外安全ホームページのスポット情報としてトルコ・イスタンブールでのテロ事件発生に伴う注意喚起を行なった。

テロ事件が起きたのは12月10日夜。現場は、イスタンブール新市街の中心地タクシム広場に近いサッカースタジアム「ヴォーダフォン・アリーナ」付近とマチカ公園で、自爆テロにより38人が死亡、155人が負傷した。12月11には、PKK(クルド労働者党)の関連組織「クルディスタン解放の鷹(TAK)」が犯行声明を出した。

トルコでは2015年7月以降、トルコ南西部での治安機関を狙ったテロ事件が増加しているほか、首都のアンカラやイスタンブールでも外国人観光客が犠牲になったテロ事件が複数発生。犯行主体はPKKやその関連組織のほか、イスラム過激派組織ISILとの関係が指摘されるもの、左翼系反政府武装組織など多様だ。特にISILは11月と12月に、テロの標的としてトルコを言及する声明を発出した。

これらを踏まえ外務省では、トルコへの渡航・滞在予定者にテロに対する注意強化を促し、安全確保に対する十分な注意を呼び掛けている。詳細は海外安全ホームページへ。

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