航空機整備士の業務アプリでJALとIBMが連携、業界標準目指す

日本航空(JAL)と日本アイ・ビー・エムはこのほど、航空機整備業務専用アプリを共同開発した。整備士が現場でスマートフォンやタブレットを使って、必要な情報の参照・入力機能などを搭載するもの。業界の世界標準アプリとなることを目指す。

これまで整備士は、整備をおこなう前にオフィスで複数システムを操作し、フライトスケジュールや過去の整備記録などを確認する必要があった。また、現場では整備内容を紙に記録し、オフィスに戻ってシステムにも記録を入力しなければならないため、時間がかかるうえ作業フローが煩雑になっていた。

今回のアプリを使うことで、これらの業務を効率的に進められるようになったほか、動画や画像を使った情報参照も利用可能に。また、スマートフォンの通知機能を使ってフライトスケジュールやゲート変更などの情報も入手できるようになった。

今回のアプリは、IBMが業務用に開発中のソリューション「IBM MobileFirst for iOS」における運輸・旅行業向けアプリのひとつ。実際のアプリ開発には、JAL/J-AIR機材の整備をおこなうJALエンジニアリングが携わっている。アプリはiOSのみに対応。iPhoneとiPadで利用できる。

同アプリの画面イメージは以下のとおり。

JAL:報道資料より

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