合併後の新生マリオットが高級ホテル分野を強化、全8ブランド・軒数倍増で大幅拡大、2017年は30軒を新規開業へ

マリオット・インターナショナルは増加する富裕層の旅行需要に対応し、ラグジュアリーブランドを強化する。スターウッドホテル&リゾートとの合併により、ラグジュアリーホテルのカテゴリーでは全8ブランド(ザ・リッツ・カールトン、ザ・リッツ・カールトン・リザーブ、セントレジス、ブルガリ、Wホテル、エディション・ホテル、ラグジュアリーコレクション、JWマリオット)に拡大。軒数も倍増した。

現在、61か国で展開しているが、アイスランドやネパール、キューバなど、新たに20か国への進出を計画。総計180軒の開業を準備している。このうち、2017年には30軒をオープンする予定だ。

たとえば「ザ・リッツ・カールトン」では、現在世界で展開している92軒に加え、イタリアのジェノバ、マレーシアのランカウイなど計7軒を同年中にオープンする予定。また、モダンデザインのラグジュアリーホテル「Wホテル」では、テルアビブやパナマシティ、ブリスベンなど9軒の開業を予定。「エディション・ホテル」は2017年、バンコクやバルセロナ、アブダビなどに開業し、8軒に倍増する。

マリオットによると、過去5年間で富裕層の旅行需要が50%近く上昇。今後もハイエンド・レベルの成長が長く続くと見ている。

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