【年頭所感】ANAセールス代表取締役社長 今西 一之氏 -新たなマーケット開拓へ、「期待を超える”新しい”を生み出す」

ANAセールスの代表取締役社長、今西一之氏が2017年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

所感のなかで、中期経営計画の実行初年度として体制の変革に取り組んできた点を振り返り。一方で、昨年の国内で発生した大規模災害や欧州域内のテロ発生などで旅行商品の取扱いが減少し、苦戦した。今年は、2019年春に予定されているANAホノルル路線へのA380導入を見据えてハワイの取り組みを更に強化。また2月に新規就航する成田/メキシコシティ線を利用した商品設定など新たなマーケット開拓への取り組みに意気込みを示している。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。

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2017年 年頭所感

新年あけましておめでとうございます。

2016年は、熊本地震、北海道台風、鳥取県中部地震などの大規模な自然災害に見舞われました。被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げるとともに、未だご不便な生活を送られているみなさまの安全と被災地のより早い復興を、心よりお祈りいたします。

昨年は、当社が2020年までの5ヶ年計画として策定した中期経営計画を実行する初年度として、4月に、セールス事業はエリア毎に支社販売計画機能を設置しスピーディーに意思決定ができる体制を構築し、旅行事業は商品・販売戦略を一体的にスピード感をもって推進できる体制に組織改編を行い、各事業の成長に向け取組んでまいりました。

しかしながら相次ぐ自然災害や、欧州域内でのテロ発生による政情不安の中で、旅行商品の取り扱いが大幅に減少し、厳しい状況に直面しました。

一方で、国内では「でかけよう九州プロジェクト」、「北海道応援プロジェクト」、「鳥取応援プロジェクト」による地元支援と、「Tastes of JAPAN by ANA 」による地域活性化の取り組みを実施しました。海外ではハワイの専用ラウンジ「マハロラウンジ」のオープンに加え、地元の方々との交流を目的とした「ふれあいウォーク」をフランス・アルザスで開催し、全国から多くのお客様にご参加いただきました。また、ダイバーシティーへの取組みとして旅行業界初の「イクボス企業同盟」に加盟し、社内環境の風土創りや意識改革にも継続的に取り組みました。

今年は、2019年春に予定されているANAホノルル路線へのA380導入を見据えハワイの取り組みを更に強化するとともに、2月に新規就航する成田=メキシコシティ線を利用した商品設定など新たなマーケット開拓にスピード感を持って取組んでまいります。

これまで以上に、お客様との接点や交流を大切にして生涯愛されるANAセールスを目指し、我々の行動指針の一つである「Think new ! 自由な発想で期待を超える”新しい”を生み出す」を信念に、お客様に驚きと感動を提案し続けます。

本年もよろしくお願いいたします。

ANAセールス株式会社

代表取締役社長

今西 一之

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