群馬県桐生市が位置情報とARで観光ゲーム開発、国の地方創生加速化交付金を活用で【動画】

群馬県桐生市は2017年1月12日、GPSとAR(拡張現実)を活用した街の探索型観光ゲームとスマートフォンアプリの観光ガイドサービスを開始した。国の地方創生加速化交付金を活用した戦略プロジェクトの一環として実施するもの。GPS×ARゲーム「ポケモンGO」が人を外に連れ出すゲームの新たな可能性を示した時代背景を捉え、観光客を呼び込み、市内の中心である商店街の回遊と街の賑わいの創出につなげる仕掛けとして、ゲームを活用していく。

ゲームの名称は「2116 feel and color」。同市出身で数々の代表作を持つゲームクリエイター・殿岡康永氏が興したニュートロンスター社を核に、地域一帯が連携して事業を推進する。ゲームをダウンロードした旅行者のスマートフォンが市街地に設置したセンサーと反応することで、ストーリーが進行。実写映像やプロジェクションマッピング技術を使った体感ゲームなどのアトラクションを織り交ぜ、桐生市の観光スポットである重要伝統的建造物群や商店街を探索し、回遊させるのが特徴だ。

あわせて提供を開始する観光ガイドサービスアプリでは、桐生市の観光コースを紹介。実際の場所を訪れると、各種クーポンが提供されることもあるという。当初は「桐生の織物産業の歴史と今を体験するコース」「新しさ×レトロな話題スポットを巡るコース」「大正・昭和の貴重な歴史写真からめぐるコース」の3コースから開始する。

ゲームとガイドアプリは無料で提供。ゲームの実施期間は2017年3月31日まで。

桐生市・GPSゲーム・予告編

桐生市・GPSゲーム・概要

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