民泊Airbnbと韓国・江原道が提携、2018年冬季オリンピック開催で宿泊支援と観光促進など

民泊仲介のAirbnb(エアビーアンドビー)は韓国・平昌(ピョンチャン)で開催される2018年冬季オリンピックにあわせ、開催地の江原道(カンウォンド)と提携し、覚書(MOU)を締結した。海外から50万人近くの観戦客の訪問が見込まれる同大会に向け、開催期間とその前後のツーリズム促進を図っていく。合意内容は以下の3つ。

  • Airbnbのプラットフォームを通じたツーリズム促進と経済成長の支援
  • 大会期間中の宿泊支援
  • ホストに対する基本的なトレーニングと資料の提供

江原道におけるAirbnbの登録リスティング数は1000軒で、2016年のゲスト数は前年比174%増の3万2000人だった。今後Airbnbでは平昌をはじめ、旌善(チョンソン)、江陵(カンヌン)の3つの開催都市と江原道の魅力を国内外に発信。また、「ハロー平昌ガイド(Hello PyenongChang Guide)」を発行し、平昌地域を世界に売り込んでいく予定だ。

一方、江原道では今回の提携によって、冬季オリンピックの宣伝と同地域におけるツーリズムマーケティングおよび農村部の宿泊施設の質の向上を期待している。

なお、Airbnbは、昨年開催されたリオ五輪で公式サプライヤーもつとめた経験がある。

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