プリンセス・クルーズ、ウェアラブル端末で新サービス導入へ、乗船手続きの迅速化や客室キーで【動画】

プリンセス・クルーズは船内の利便性向上と新体験の提供を目的に、ウェアラブル端末を用いた新サービスを導入する。世界最大のテクノロジー産業のトレードショー「CES2017」の基調講演で発表した。

名称は「オーシャン・メダリオン」。「OCEAN(One Cruise Experience Access Network)」を表し、ペンダントやリストバンドとして乗客に携帯してもらう。双方向型のテクノロジー・プラットフォーム上で稼働し、乗船手続きの迅速化や従来のクルーズカードで行なっていた客室キー、船内精算でも利用できる。

さらに新たに、乗客自身のモバイル端末やテレビを通じて利用できるデジタルコンシェルジュ「オーシャン・コンパス」も開始し、「オーシャン・メダリオン」とリンクさせる。これにより、所定の時間場所に飲食物をデリバリー注文したり、船内にいる家族の居場所の把握やコミュニケーション、船内のナビゲートなど、より乗客の要望にあったパーソナルなサービスを提供できるようになるという。

これに伴い、同サービスを導入する船として「オーシャン・メダリオン・クラス」を設け、2017年11月13日からリーガル・プリンセスに導入。2018年初頭にはロイヤル・プリンセスとカリビアン・プリンセスに順次導入する。

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