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JRシステム、ホテル・旅館向けシステム「らく通with」を販売強化、予約の一元管理をクラウドで提供

JRグループの鉄道情報システム(以下JRシステム)は、旅館・ホテルに提供する予約サイトコントローラー「らく通with」の機能向上にあわせ、販売を強化する。

JRシステムでは、JRの「みどりの窓口」の予約販売システムを開発・運営する同社の技術力を強みに、宿泊施設の予約・在庫の一元管理ソフト「らく通」を展開。「らく通with」はこれをクラウド型サービスとし、2016年7月に発売した商品だ。ソフトのインストールを不要とし、インターネット環境があればどの端末でもブラウザでリアルの旅行会社からOTAの予約・在庫の一元管理業務をできるようにしたのが特徴。

あわせて、機能面でも大幅なバージョンアップも実施。利用者の意見を踏まえ、画面の視認性から操作性を向上させた。トップ画面では最新の稼働状況を一目で把握できるようにしたほか、プラングループごとの販売状況は、それぞれのリードタイムや月別実績などが見えやすいグラフで表示した。このほか、旅行会社やOTAとの連携強化、センターサーバーも増強。サイト巡回間隔や画面表示、検索速度も向上させるなど、迅速な確認・操作も可能としている。

機能は強化しつつも、従来から好評だったホテルシステム(PMS)との連動や月額の固定料金制は継続し、発売以来、大手チェーンから小規模の施設まで契約数が増加。特に、予約のオンライン化によって直前予約が増えた旅館などの導入も増えてきたという。今後、JRシステムではさらなる販売増加を目指し、ホテル・旅館を対象にした展示会に出展するほか、専門メディア各誌での広告展開など、積極的な営業活動を加速していく予定だ。

らく通with トップ画面