旅行・宿泊業の倒産件数、2017年1月は合計6件、負債総額は45.7億円 ―東京商工リサーチ

東京商工リサーチがこのほど発表した2017年1月度の旅行業・宿泊業の倒産状況によると、旅行業の倒産件数は1件で、前年同期から1件減少。負債総額は2000万円だった。

旅行業で倒産したのは海外モータースポーツ観戦旅行などを扱う代理店業者。F1グランプリの人気低下や他社との競争激化が原因となり売上額が大きく低下した。

また、宿泊業の倒産件数は5件で前年同期の9件から4件減少。負債総額は45億5100万円で、前年同期の49億6700万円から4億1600万円減少した。

宿泊業の倒産で負債総額が最大だったのは、岩手県盛岡市のMCHの30億9100万円。盛岡でビジネスホテル「盛岡シティホテル」やホテルチェーン「盛岡ニューシティーホテル」を展開していたが競争激化で業績が悪化。新会社にホテル事業を移管した後に特別清算を申請。関連会社「ロイヤルホテル盛岡」も事業譲渡を行い、商号変更後に特別清算をおこなった。そのほか、青森県の「浅虫観光ホテル」の旧経営業者であるAKHも破産手続きを実施。ホテル事業は別会社に引き継がれている。

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