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ハーンエア、欧州高速鉄道「ユーロスター」と連携、発券業務を開始

ドイツのハーンエア(HR)は2017年2月10日、英国を拠点に、英仏海峡トンネル経由でロンドンと欧州大陸各都市を結ぶ高速鉄道「ユーロスター」との間で、インターライン契約を締結した。これに伴い、日本を含む海外の旅行会社向けに、HRの発券プラットフォームでのユーロスター発券業務を開始した。ただし米国、英国、ドイツ、フランス、フランス、ベルギー、オランダの各市場は、今回の契約の対象外。

HRは、フランクフルト・ハーン空港を拠点に1994年創業。旅行会社向けのB2B事業を軸に、自社のチケット発券プラットフォームからGDS経由で190ヶ国・300社以上の航空券、鉄道、シャトルなどの手配を可能としている。デュッセルドルフ空港などから、ドイツ国内外で定期路線とチャーター便も運航している。

ユーロスターは、HRにとって鉄道関係では3社目、ハーンエアチケット「HR-169」を使ってのインターラインでは初の契約相手。「当社なら、ユーロスターが新しいマーケットを開拓することを支援できる」(ハーンエア)としている。

ユーロスターは現在、英国とフランス各都市、ベルギーのブリュッセルなどを結ぶ高速鉄道を運行。最高時速は300km。同社では、ハーンエアとの提携により「効率的かつリスクにも対応した形で、海外市場にリーチすることが叶う」としている。