米国の統合型リゾート(IR)大手MGM、ギャンブル依存症のリスク軽減プログラムを全施設で導入へ

IR(統合型リゾート)事業大手のMGMリゾーツ・インターナショナルは2017年2月から、ギャンブル依存症のリスクを軽減するためのプログラム「ゲーム・センス」の本格導入を開始した。2017年内には同社の全施設に同プログラムを導入予定。この対応について、MGMリゾーツがカジノ施設を展開する米マサチューセッツ州ゲーミング委員会も高い評価を示している。

「ゲーム・センス」とは、例えば"決められた時間や予算でプレイすること"といったルールのほか、自分のゲーム習慣について自分や家族、友人に正直であることなどを求める国際的プログラム。BCLC(ブリティッシュコロンビア州ロータリー・コーポレーション)が「責任あるゲーミング・プログラム」として提唱。同プログラムのライセンス契約を通じて浸透を図っている。

一方、米マサチューセッツ州では マサチューセッツ州ゲーミング委員会を発足し、米国内で唯一、ゲーミング施設すべてにプレイヤー教育の場となるゲーム・センス情報センターを設けることを法令で義務付けている地区。最大の経済開発効果と収益をもたらす正しいカジノ・リゾート運営に力を尽くしているという。

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