日本最大のO2O実証実験、3000個のビーコン位置情報にモニター約2000人で　－NTTデータなど

オンラインとオフラインの相互送客（O2O）支援を行なうアイリッジは、NTTデータ、NTTデータ経営研究所、unerryなど3社と連携し、2017年3月6日～3月末日までビーコン位置情報を活用した情報配信サービスの実証実験を行なう。

実証実験の場となる福岡市の各店舗や駅、オフィスなどの施設に設置されている3000個以上のビーコンを活用し、約2000人のモニターにキャンペーン情報を配信する。アイリッジによると、実証実験としては日本最大規模になるという。

具体的には、マーケティングカンパニーであるunerryのビーコンシェアプラットフォームに登録されている市内各所のビーコンを活用。インストールした調査アプリでモニターの位置情報を検知し、位置情報に基づいたキャンペーン情報やクーポンをプッシュ配信する。

位置情報や移動履歴からは行動動線も分析。特定のエリアを訪れたモニターに、メッセージやキャンペーン情報を自動配信する。調査アプリとビーコンとの技術的な接続検知やプッシュ通知の開封状況などを分析し、ユーザーの位置情報を活用する事業の実現可能性やた課題の把握を目指す。

なお、実証実験のモニター募集やクーポン、キャンペーン情報の配信には、西日本シティ銀行、西鉄ストアが参画する。