キャンセルする宿泊予約の権利を売買する新サービス、パッケージツアーでも権利の出品を可能に

宿泊予約の権利売買サービスをおこなうサービス「キャンセル(Cansell)」が2017年3月15日から試験販売を開始した。旅行代理店で販売されている国内パッケージツアー(移動+宿泊)を対象に、宿泊権利のみを専用サイトに出品できるようにしたもの。これにより、パッケージツアーを購入したものの、移動権利(交通手段)のみを使って宿泊権利を放棄するような場合、出品して売買が成立すればキャンセル料を節約できるとしている。

出品できる期間は、宿泊チェックインまで残り20日以内となった「宿泊権利」。出品者がパッケージツアーの元の金額や宿泊権利の希望販売価格などを申請した後、Cansell社がその内容を審査。予約者の名義変更が可能かどうかを旅行代理店に確認するなどの審査をおこない、通過した権利のみをサイトに掲載する流れ。

今回のサービス本格化にあたり、同社は2017年3月9日付で旅行業第3種を取得。出品者と購入者、宿泊施設の3者にとってメリットのあるサービスを広く展開していく計画だ。

Cansellの仕組みは以下のとおり。

Cansell:報道資料より

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