カンタス航空、豪国内線の機内で無料Wi-Fiサービス開始、2018年内に全80機に導入へ

カンタス航空(QF)はこのほど、オーストラリア国内線で無料の高速Wi-Fiサービスの導入計画を発表した。

2017年中盤に向けてB737-800の1機でベータテスト(公開試用)をおこない、その後、A330とB737に導入する計画。2018年内には80機にわたる機材すべてへの導入を完了する予定だ。

同社CEOのアラン・ジョイス氏によれば、「メルボルンやシドニー、ブリスベンなどでは特にビジネス旅行者が多く、電子メールやウェブ利用が期待されていた」状況。オーストラリアは面積が広大であり、高い品質でのサービス提供は困難とされていたが、現地の大手通信事業者「ビアサット(ViaSat)」やNBN社の人工衛星サービス「スカイマスター(Sky Muster)」との協働により実現した。さらに、通信速度は従来の機内Wi-Fiと比較して10倍程度を確保可能としている。これにより、ネットショッピングやストリーミング動画などを含め様々なサービスを充分楽しめるようになった。

同社では無料高速Wi-Fiサービスを重要な差別化要因に位置付け、今後も効率的な旅行計画の実現をサポートする考えを示している。

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