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「地球の歩き方研究所」が発足、観光振興や地域活性化に取り組む組織など支援 ーダイヤモンド・ビッグ社

海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」などを発行するダイヤモンド・ビッグ社は2017年4月11日、「地球の歩き方総合研究所」を設立した。ここでは旅行や出版など広い分野をカバーする調査研究やコンサルティング、ツール制作、誘客促進活動などを実施。研究所内にプロジェクトチームを発足して政府観光局や自治体、企業などに対応していく。

ダイヤモンド・ビッグ社が旅行ガイド「地球の歩き方」を創刊したのは1979年。現在では350タイトルのシリーズを生み出してきた。今回のシンクタンク創設は、同社がこれまで培ってきたノウハウや旅行産業における誘客施策、ブランディングなどの実績を活かし、 世界の観光業発展に役立てることを目的としている。

事業領域としては、旅行(インバウンド/アウトバウンド)・観光業振興に関する調査・研究施策のほか、各種媒体を通じた情報発信、地域DMO、地域活性化、人材育成、誘客PRなどを想定する。また、「旅育」をテーマとする調査にも注力し、旅行の啓蒙や市場拡大も目指す。

理事長には、ダイヤモンド・ビッグ社の三橋和夫代表が就任。所長はプライムトラベル会長でVISIT JAPANA大使の西村紘一氏が、事務局長はダイヤモンド・ビッグ社 メディアマーケティング事業本部 副本部長の弓削貴久氏が務める。そのほか、様々な分野の専門スタッフが研究員・顧問として参画する。