楽天の連結業績、トラベル含む国内EC流通総額は13.0%増、販促コスト拡大も営業利益は回復傾向に ―2017年第1四半期

楽天が発表した2017年12月期第1四半期(2017年1月1日~3月31日)連結決算によると、楽天トラベルを含む国内EC流通総額は前年同期比13.0%増の7775億円。売上収益は25.5%増の894億2700万円、営業利益は5.3%減の178億8300万円。営業利益はマイナス遷移が続くものの、前期実績(19.3%減)から大幅回復となっている。

インターネットサービスの主力事業である国内ECについて、今期は新規ユーザーやロイヤルカスタマー醸成のための活動に加え、顧客満足度の向上、スマートデバイス用サービス強化などを展開。販促コストは増加したものの、前年に買収した企業(爽快ドラッグなど)などが収益向上に寄与したとしている。

楽天では、2017年4月にカード会員数が1400万人を達成。楽天市場流通総額における同カード決済比率が51.6%に拡大していると解説。また、楽天のポイントプログラム(楽天スーパーポイント)獲得可能サービスの利用者が過去12ヵ月以内に同サービスを利用した人数を示す「クロスユース」率は前年同期から2.7ポイント増の63.6%。楽天会員総数は前年同期比10.5%増の8950万人に至ったとしている。

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