東武鉄道ら、栃木県・日光の旧御用邸跡地に高級温泉旅館、2019年に開業へ

東武鉄道は不動産業のヒューリックと、栃木県日光市に高級旅館「日光ふふ」(仮称)の開業について合意した。日光市田母沢の旧御用邸付属邸跡地に建設し、2019年秋をめどに開業する予定。

計画地の田母沢御用邸跡地は、1914年(大正3年)に建築。田母沢御用邸とともに皇室の静養地として利用されていた。戦後に廃止され、払い下げを受けた日光国立公園観光株式会社が1963年に東武鉄道傘下となり、現在は東武鉄道が所有。改築を経て、2006年まで「日光田母沢ホテル」として営業された。そんな由緒と世界遺産の日光の社寺にも近いロケーションにある歴史、雄大な自然を踏まえ、新たに開業する旅館では日本トップレベルのこだわりとサービスを目指す。

総客室は22室で、全室に天然温泉の露天風呂を完備した50平方メートル以上のスイートルームを計画。四季の食材を使用した料理を出すレストランや、庭園から四季を楽しめる建築様式など、日光の歴史と自然が感じられる施設とする予定だ。

なお、東武鉄道では日光エリアの地域活性化を目指し、宿泊事業では金谷ホテルの株式取得によるグループ化など、様々な取り組みを推進。2020年夏には、中禅寺湖畔で「ザ・リッツ・カールトン日光」をオープンする予定。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…