外務省、豪州・メルボルンのテロ事件発生で注意喚起

外務省は2017年6月5日(現地時間)にオーストラリア・メルボルン市で発生した銃撃人質事件に伴い、海外安全ホームページ上でオーストラリアへの渡航・滞在者に対する注意喚起を発信した。

同事件はメルボルン市のサービス・アパートで男性が女性を人質として立てこもり、アパートのロビーでは射殺された男性の遺体が発見された。警察との銃撃戦の末、押し入った男性は射殺されたというもの。同事件との関連性は不明だが、ISILの事実上の通信社が、同事件をISILの戦闘員によるものと言及。6月6日には豪州のターンブル首相は、同事件をテロ攻撃とし、さらなるテロへの警戒を呼びかけている。

オーストラリアでは2014年12月にシドニーで人質立てこもり事件が発生。2016年9月にはISILが、豪州の象徴的な場所でのテロを呼びかけていた。外務省ではこれらを踏まえ、豪州で引き続き、ISILに呼応した人によるテロ活動で、日本人が被害に遭う可能性も排除できないとしている。

なお、豪州政府のテロ脅威レベルは現時点で、「Probable(起こりそうである)」で変更はなし。ただし、最近のテロ情勢を踏まえ、大規模なイベントなどでの警戒体制を見直すといった動きもみられるとしている。

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