JR、新たな訪日外国人向け旅行商品ブランドを展開へ、アジア4市場のメディア招聘で視察旅行も

JR東日本とJR北海道は、新たな訪日旅行商品ブランド「HAKODATE BUFFET(函館ブッフェ)」を発売開始する。函館エリアを中心とする体験プラン7コースとホテルプラン5コースを着地型商品として用意するもの。訪日外国人向け旅行商品「東日本鉄道ホリデー」を海外に提供するびゅうトラベルサービスが設定し、タイ、インドネシア、マレーシア、中国、台湾、香港、シンガポールの7市場で提携関係にある現地旅行会社が発売する。

例えば体験コース「定期観光バス 函館満喫号」では、函館駅発着で函館周辺の主要観光地をバスで周遊。「貸衣装に着替えて函館のまちあるき体験」「函館郷土料理・女将のイカ飯作り体験」も函館駅発着で提供する。そのほか、大沼公園駅発着で遊覧船やレンタサイクルを楽しめる「大沼三昧。季節の彩りランチとアクティビティ」、木古内駅発着の「話題の道の駅、レストラン「どうなん deʼsOcuda Spirits」でランチ」コースなどを発売する。

JR東日本はは2016年3月の北海道新幹線開業を契機に、東北を対象とする訪日商品ブランド「東日本鉄道ホリデー“TOHOKU BUFFET(東北ブッフェ)」を発売。また、2016年4月から訪日漁港者向けフリーパス「JR East-South Hokkaido Rail Pass」も販売している。今回発表した「函館ブッフェ」では、これらの既存プランとの組み合わせによる活用を期待する。

なお、JR両社は国交省「訪日プロモーションにおける地方連携事業」の一環として、観光関係者や地域金融機関と連携。2017年6月より、台湾や中国、香港、タイのメディアや旅行会社を招聘して函館市での「函館ブッフェ」、青森県・宮城県での「東北ブッフェ」を実際に体験する視察旅行を実施する。

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