【速報】楽天が民泊ビジネスを加速、世界大手「HomeAway」に民泊物件を掲載へ、業務提携を発表

楽天が先ごろ設立した民泊の新会社、楽天LIFULL STAY社は、世界の民泊大手HomeAway(ホームアウェイ)と民泊事業で業務提携を行う。来年、民泊新法の施行後に楽天LIFULL STAYが新設する民泊マッチングサイト掲載の国内民泊物件を、ホームアウェイのサイトに掲載するもの。世界大手として先行するホームアウェイの集客力を通じて、インバウンド需要を取り込む方針だ。

楽天が連携するホームアウェイ社は、欧米で一般化している別荘貸しなど、一棟貸し民泊をメインとした「バケーションレンタル」分野で実績を作ってきた企業。世界の2大オンライン旅行会社(OTA)エクスペディア・グループ傘下の成長をささえるサービスのひとつとして拡大を続けている。昨年の取扱い実績は1兆6000億円、掲載物件数は200万件の規模で、世界各国で23言語・60サイトを運営するグローバル企業だ。

記者会見では、民泊Airbnbとの違いも説明。(プレゼンテーション資料より)

両社の連携では、すでにホームアウェイ社が持つ日本へのインバウンド需要のデータや特定物件の売り上げデータを提供。さらに、SEMなどの広告展開や同社ユーザーへの日本の物件紹介など海外でのマーケティング分野でも協業を行う予定だ。

楽天 LIFULL STAY代表取締役の太田宗克氏は、今回の提携発表の記者会見でホームアウェイが先行する民泊販売のノウハウや、サイト訪問者数月間4000万人という大規模なユーザーにアプローチできることなどに大きく期待を寄せる。

今後、両社は協業内容の企画を具体化し、2018年の民泊新法施行後にはシステム連携(API)によって楽天の国内民泊物件を提供開始する予定。今回の提携発表で開催された記者会見で両社トップが語ったコメントについては別記事で続報する。

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