日本最大の古墳で疑似体験VRツアー、約1600年前の仁徳天皇陵の姿を360度VR映像で再現、KNT運営支援で

近畿日本ツーリスト(KNT)は2017年8月1日から、大阪府の堺市博物館内で行なわれるVRコンテンツ「仁徳天皇陵古墳ツアー」の運営支援業務を行なう。

同ツアーは堺観光コンベンション協会と堺市が、仁徳天皇陵古墳を含む44の古墳群「百舌鳥古墳群」の理解と関心を深める目的で実施するもの。上空300メートルから眺めた仁徳天皇両古墳の現在と、約1600年前の築造当時の雄大な姿を、ヘッドマウントディスプレイを装着し、360度のVR映像で楽しむ。CG映像で古墳内部の石室も再現し、普段は立ち入ることができない石室にいるような体験もできるという。

KNTが担当するのは同ツアーの運営支援。また、これらのVRコンテンツ制作は、凸版印刷が業務受託をしている。

ツアーの料金は、堺市博物館常設展の観覧料を含み800円。時間は10時~12時と13時~17時の各00分、30分開始で、定員は各回20名まで。また、参加対象は13歳以上。

なお、近畿日本ツーリストでは今後も、最先端技術と旅を融合させたスマートツーリズムに取り組み、地域活性化の提案を推進する方針。スマートツーリズムに対しては特に、(1)失われた文化財や街並み、アニメ・映画のロケ地などの復元・再現といった仮想世界と現実世界が融合する複合観光、(2)多言語対応、(3)実際に旅をすることが叶わない人たちへの仮想旅行体験や、環境・文化保護と観光の共生といったユニバーサルツーリズム・サステナブルツーリズムとの連携、の3つの分野での展開が期待されているという。

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