JAL連結決算は増収増益、売上高は5.9%増の3148億円、経常利益は24%増に ―2017年4~6月期

JALグループが発表した2018年3月期第1四半期(2017年4月1日~6月30日)連結業績によると、グループ売上高は前年比5.9%増の3148億円。営業費用は5.4%増の2900億円、営業利益が12%増の247億円、経常利益が24.6%増の245億円、当期純利益は32.9%増の195億円で増収増益となった。

国際線:旅客収入は6.1%増の1055億円

国際線旅客収入は6.1%増の1055億円だった。海外発の需要に加え日本発の需要が好調に推移。成田/ニューヨーク線の機材充実や羽田/ニューヨーク線の開設などが好調だったほか、成田/メルボルン線、成田/コナ線、羽田/ロンドン線の就航・増便などが寄与した。

また、中国路線で運航している特別塗装機「JALドラえもんJET」2号機の就航など、中国路線の利用促進や、定期便である東京/パリ間と他社サービス・ビジネスジェットチャーターを組み合わせた販売も開始。

これらの結果、今期の供給は有効座席キロベースで前年同期比0.8%減に対して、需要は有償旅客キロベースで1.6%増加。利用率は80.2%となった。旅客数は0.7%減の203万8345人となったが、燃油サーチャージ収入の増加などにより旅客収入は6.1%を記録している。

国内線:旅客収入は6.1%増の1161億円

国内線旅客収入は6.1%増の1161億円だった。路線運営面では、伊丹発着路線を中心としたエンブラエル190型機の航空路線拡大や、日本エアコミューターが運航する鹿児島離島路線でのターボプロップ機導入など実施。地方ネットワーク路線の充実を積極展開した。

また、機内Wi-Fiサービスの無料提供や、空港ラウンジのリニューアルや新設などを進め、利用者の利便性と快適性向上に努めた。

その結果、国内線の供給は有効座席キロベースで前年同期比0.9%増加、需要も有償旅客キロベースで8.2%増。利用率は前年同期比4.6ポイント増の68.3%となった。旅客数は8.1%増の807万230人。国内旅客収入も6.1%増とプラス遷移となった。

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